ウガンダ西部武装勢力によるテロ予告文書の発見

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2023年7月上旬ウガンダ西部コンゴ民主共和国に近いカバロレ県で反政府武装勢力ADFがばらまいたとみられるテロ予告ビラが発見されています。周囲の学校や農園の襲撃予告が記載されており、治安当局も警戒を強めています。

 

今回ビラの信ぴょう性は確実ではありませんが、地元当局によれば、ADF関係者のサインが記載されており襲撃予告には信ぴょう性があるとして警戒を強めています。具体的な襲撃対象はカバロレ、キアマラ、ブソロ地域の学校やタミテコ、カスワセンター、ンパンガの茶農園とされています。

6月16日には今回ビラが見つかった地域から約50キロ南側カセセ県の中学校が襲撃されており、少なくとも42人が死亡しています。今回発見されたビラにはこの襲撃を終え、別地区での襲撃に向かうとの記載も含まれています。治安当局は7月10日に隣国コンゴ民主共和国の治安当局とも連携して国境付近で掃討作戦を行っており、ADFの指揮官を殺害した他、マシンガンやライフル等を押収したと発表しています。今後も引き続きウガンダ・コンゴ民主共和国国境地域での治安情勢は不安定となることが想定されます。

【参考】ウガンダ治安最新情報

【参考】コンゴ民主共和国治安最新情報

 

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