0.エチオピアにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在エチオピア日本国大使館   :+251-(0)11-607-1166

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :911

◎救急/消防:011-155-5300

 

1.総論

エチオピアに対しては四か国ともジブチを除く周辺国との国境地域と国内ソマリ州への警戒が極めて高く設定されています。2017年4月に外国人観光客が殺害される事件が発生した北部アファール州ダナキリ砂漠周辺に対してはアメリカとオーストラリアが少し高めの警戒情報を発していますが、イギリス政府と日本政府は立ち入りを制限するほどの危険レベルは設定されていません。
首都アジスアベバを含む国土の中央部、(アファール州、オロミア州、オロミア州等)に対しては、各国とも渡航可能であると評価していますが、一般犯罪の増加や政治集会等への警戒を怠らないよう、呼びかけている点は共通しています。

 

【海外安全.jpのコメント】

エチオピアは各国とも立ち入りを推奨しない地域が広めに設定されています。旅行や出張を計画する際には、自分が立ち入るエリアが日・米・英・豪各国にとってどのように評価されているかを必ず確認することをおススメします。

 

首都アジスアベバに比較的近い国土の中央部分、アファール州やアムハラ州、オロミア州西側であっても、警戒無しに旅行した場合、スリや置き引きはもちろん凶悪な強盗や襲撃被害に遭う可能性もあります。現時点でエチオピアは経済状況や周辺国との関係から治安が悪化傾向にあるとされています。日々治安情勢は変化しており、エチオピアへの渡航前に最新の情報を確認することが、安全確保の第一歩です。

 

2.日本政府の危険情報

 

「レベル4:退避してください」が設定されている地域

エリトリア及びソマリアとの国境地帯

「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域

ガンベラ州の国境地帯及びソマリ州(ジジガ市及びゴデ市を除く)

オロミア州西ウェレガ地区

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されている地域

オロミア州西ハラルゲ地区

オロミア州東ウェレガ地区、ケレム・ウェレガ地区

アムハラ州の一部

オロミア州の一部

ガンベラ州(国境地帯を除く)

ソマリ州の一部

ベニシャングル・グムズ州ディンディル川以南のスーダン,南スーダン及びケニアとの国境地帯(ガンベラ州の国境地帯を除く)

「レベル1:十分注意してください」が設定されている地域

上記以外の地域は首都アジスアベバを含め「レベル1:十分注意してください」が設定されています。

 

日本政府外務省は細かく地域を区切って危険情報を設定しています。特に危険レベルが高く設定されているのは国境問題を抱える隣国エリトリアとの国境付近およびテロ組織アル・シャバーブの活動が活発なソマリアとの国境付近、と国内の部族紛争による治安悪化が想定されるオロミア州とソマリ州の境界地域一帯と西部ガンベラ州です。

 

首都アジスアベバやその周辺地域(アムハラ州、オロミヤ州)は上記地域と比較すると危険レベルはやや控えめで「レベル1:十分注意してください」に留まっています。

 

ただし、同国経済情勢の悪化などを背景に、首都アジスアベバを含め全土で治安が悪化してる旨記載されています。特に人が多く集まる集合タクシー(ミニバス)内、市場、ショッピングモール、大規模なコンサート会場等でのスリ・置き引き、強盗などに注意するよう呼びかけられています。過去には犯人による過剰な暴力(首絞め等)によってエチオピア人のみならず外国人も死傷している旨明記されています。

 

具体的なアドバイスとして、乗り合いバスを利用しない、夜間の一人歩きは避ける、日中でも人通りの少ない地域を避けるとともに、怪しい人物に付け狙われていないか、常に前後左右に気を配ることを心がけるといった記載があります。

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

ソマリ州

(市民騒擾、テロ、に加えて地雷の危険があるため)

オロミヤ州南部グジ地区及び東ハラレ地区(市民騒擾の危険があるため)

アファール州北部ダナキル地区(凶悪犯罪多発のため)

ケニア、スーダン、南スーダン、エリトリアとの国境付近(武力紛争の危険があるため)

 

上記を除く全土

 

エチオピア全土において市民騒擾が散発的に発生していること、また携帯電話やインターネット通信が政府によって遮断される可能性があることが明記されています。大部分の地域は「十分警戒してください:Exercise increased caution」に留まっていますが、周辺国との国境地域や国内民族同士の紛争が発生しているソマリ州にはより高いレベルのトラベルアドバイザリーが設定されています。

 

エチオピアに入る際は以下の通り、自分自身で身を守るべく情報収集と高いレベルの注意を払うよう明記されています。

  • Monitor local media for breaking events and be prepared to adjust your plans.

  • Be aware of your surroundings.

  • Stay alert in locations frequented by Westerners.

  • Carry a copy of your passport and visa and leave originals in your hotel safe.

  • Have evacuation plans that do not rely on U.S. government assistance.

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

 

イギリス政府は以下の地域に対し、警戒レベルの最も高い「渡航を推奨しません:Advise against all travel」を設定しています。

・ガンベラ州の東部地域

・ソマリ州の大部分

・エリトリアとの国境から10キロの地域(一部道路や観光地を除く)

・南スーダンとの国境から10キロの地域

・ソマリア、ケニアとの国境から100キロの地域

 

加えて、以下の地域には「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が設定されています。

・ソマリ州の「渡航を推奨しません:Advise against all travel」が設定されていない地域

・北ゴンタール地方の一部

・ガンベラ州の東側地域

 

これら以外の地域は首都アジスアベバを含め「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」が設定されています。

 

国境地帯での武力衝突やソマリ州とオロミア州境界付近での地元部族同士の衝突、全土でのテロリスクへの警戒が明記されています。また、全土でデモやストライキもよく発生しており、商業活動や交通事情がしばしば妨げられることへの注意喚起もあります。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

 

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

最もレベルの高い「渡航を取りやめてください:Do not travel」はスーダン、エリトリア、ケニア、南スーダン、ソマリアとの国境地域とソマリ州に対して設定されています。このエリアでは部族間抗争や国境を越えた紛争に伴う、暴力が懸念されており、立ち入りが推奨されていません。

 

次にレベルの高い「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」は北部ダナキル砂漠と南部オロミア州グジ地区、ボレナ地区に設定されています。ダナキル砂漠では2017年4月に外国人観光客が殺害される事案が発生するなど治安が悪いこと、またオロミア州の一部は住民同士の紛争に巻き込まれる懸念があることから高めの警戒情報が設定されています。

 

これら以外の全域は5段階中真ん中の「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」が設定されています。エチオピア滞在中は常時警戒を怠らず、特にデモや集会には近づかないようアドバイスがなされています。

 

 

 

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)