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不意打ちは「一発退場」のもと
皆さんが日々生活する中で、事故やミスを防ぐために気を付けていることというものがあると思います。
小さなことで言えば
・包丁で指を切らないように、指を丸めて包丁の刃に添える
・メールを送付する前に、宛先や添付ファイルが間違っていないか再確認する
・お札を見間違えないように特に1万円札と5000円札は注意して区別する
などなど。
こういった日常的に「やってしまいそうなミス」は、ある程度発生しそうなタイミングが読めますし、原因もちゃんと予測可能ですよね。なので、皆さんできる限り事故やミスが起こらないように、適切な気を付け方ができているのではないでしょうか?
一方で、同じような日常生活のシーンでも、気を付けていないがゆえに事故が起こった時痛い目に遭う、というケースもあります。
具体的に言えば「箪笥の角に足の指をぶつける」なんてのは古典的過ぎるくらいのたとえですね。
ぶつかるかもしれないとわかっていれば、足を引っ込めることができますし、もしできなかったとしても衝撃に備えて意識を集中するだけでも痛みを軽減することができます。ただ、たいていの場合、全くの不意打ちで、ぶつかってから初めて「あ、ぶつかった」と気づくので痛みも増大するのでしょうね。
足の指の痛さであれば、せいぜい数分間のたうち回るか、最悪でも爪が一か月程度はがれる、くらいの被害で命に別状はないでしょう。ただ、人生には、
「まったく予想していなかった時に、
まったく予想していなかった内容の、
まったく予想していなかった規模の、
被害を被る」
というケースがあります。そういった場合自分の体への影響が軽傷では済まず命を失ってしまう=人生が終わることだってあり得ます。もしくは命には直接的に影響がなかったとしても経済的、社会的に人生が終わってしまう、ということも。
例えば最近判決が出たながらスマホで自転車を運転して高齢女性を殺してしまった元女子大生など、(自らリスクをあげる行為を積み重ねていたとはいえ)事故がなければ楽しめていたであろう人生の大部分を棒に振ってしまった感がありますね。
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