急速に世界中に拡散するテロ被害の現状

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2001年以降、急速にテロによる被害が
世界中に拡散しています。

具体的なデータを見てみましょう。
2000年に4,000人程度だった、
全世界のテロ事案による死者は
2007年には10,000人を超え、
2014年以降は30,000人以上のレベルで
推移しています。

また、テロ事案による死者が
その国の過去最高を記録した国は

2014年が17か国、
2015年が23か国、

と「自己ワースト記録」を更新する国が
増えているのも近年の特長です。

パリやニースといったフランスの都市部、
ベルギーの空港やロンドンの観光地など、
ヨーロッパのいわゆる先進国でも
テロ事案が発生しています。

データを確認すればするほど

自分はテロに巻き込まれることはない

という思い込みは
危険であることに
気づかされます。

ご自身の身を守るための第一歩は

自分もテロに巻き込まれるかもしれない、

という意識を持つことです。

日本ではどの学校でも地震や火災に備え、
年に一度は避難訓練を行っています。
自然災害が多い国だからこそ、
定期的に訓練しておくことで、
いざという時に備えているのです。

避難訓練のおかげで、

地震があるかもしれないな
火事の時はここから逃げるんだな
焦らず逃げないと階段で転ぶな

といった記憶は子どもの頃から
意識の片隅に残っているはずです。

海外での安全対策も同様です。
テロに巻き込まれるかもしれない、
ということを少なくとも意識しておくことが
最大の安全対策であり、
万が一の際に皆さんの生死を分ける
ことになるかもしれません。