安全対策担当にはゆとりが必要不可欠

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緊急時こそ安全対策担当の出番

 

安全対策担当者が最も活躍するのはいつでしょうか?

もちろん、何らかの緊急事態が発生した時ですよね。

 

海外の事業現場で突発的な事故が発生した

テロ事案で海外駐在者や出張者が負傷した

急な政治不安の影響で、現地関係者を国外に避難させなければならない

 

こんな場合には「対策本部」を設置するなどして、組織的な緊急事態対応が行われるはずです。その中心的な存在が安全管理担当というわけですね

 

行政が設置する対策本部の事例(内閣府HPより)

 

かつて某社が社会的に大きな問題に対応している真っ最中、「私は寝てないんだ!」と発言した企業責任者の方がいらっしゃいましたが、緊急事態で寝られなくなるのは事実でしょう。次々に入ってくる情報を踏まえ、組織全体のことを考えながらの判断をその場で求められるのですから当然です。

しかし、いざ緊急事態が発生すると、企業・団体の経営層以上に安全対策担当者は連日連夜の対応が求められます。錯そうする現地からの情報、関係者との連絡調整、平常時のようには進まない手続き等々、メディアの取材攻勢、経営層からは速く対応しろと矢の催促が・・・。

 

緊急事態が起こらないに越したことはないのですが、起こってしまった時の安全対策担当者の大変さは文章で表現しきれません。

 

【次ページでは・・・安全対策担当者の労働環境を考えてみましょう】