『テロ対策特殊装備展』参加報告

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(トップ画像はテロ対策特殊装備展ウェブサイトのロゴをキャプチャ)

日本で唯一のテロ対策製品群見本市

お久しぶりです、代表の尾崎です。

さて、どんなニッチな業界にも見本市が存在します。私が取り組んでいるテロ対策の世界にも関連の商品を紹介する見本市が存在するのですが、いかんせん日本ではまだまだ市場が未発展です。テロ対策や襲撃対策といった特殊な分野の最新製品や貴重な知見を共有するセミナーが一堂に会する機会は一年でたったの一つ。

日本で唯一行われているテロ対策関連製品の見本市が『テロ対策特殊装備展(SEECAT)』です。今年は10月2日~4日まで、東京ビッグサイトの青海展示棟で行われました。

同時開催の危機管理産業展(RISCON)は防災や緊急医療を含む日常的な危機管理に関連した製品の見本市。こちらは会場入り口で名刺を出せばだれでも入場可能です。今年は東京都がオリンピック・パラリンピックブースを設置していたこともあり、一般の方の入場も多かったように思います。

 

しかしながら、RISCONのすぐ隣の会場で行われたSEECATは軍用技術等、特殊な技術を使った製品も一部紹介されていることから、事前の入場者チェックが厳しく行われています。入場可能なのは自衛隊や警察等テロに向き合う方々に加え、関連の業界団体や主催者、出展者からの招待がある人と定められています。

 

SEECATの入場条件

 

今年もありがたいことに、ご招待を頂くことができたので会場に足を運んできました。この業界に身を置くものとして、最先端の技術を知っておかなければならないのは当然ですので、ご招待いただけることそのものが光栄です。公安調査庁や内閣官房といった行政関係機関にもご挨拶をさせていただき、最新の関連資料を頂いてきました。

日本政府公安調査庁発行『国際テロリズム要覧』は業界の基本書のひとつ。

 

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