治安関連の情報に「変化」があった時は要注意
一度スクリーニングしたことで、詳細なチェックが必要なニュースの数はだいぶ減ったはずです。次のチェックポイントは整理した一連の情報に何らかの「変化」がないか、です。
例えば
・犯罪や事件の数が急に増えていないか?
・凶悪犯罪の多発地域が移り変わっていないか?
・外国人を標的とした事件の割合が増えていないか?
・名前を聞いたことがない犯行グループが急に活動を活発化させていないか?
といった「変化」があった場合には、要注意です。
皆さんも普段健康な時は体の各部分が正常に動いているか詳細に確認しようとはしないはずですよね。生物学的には日々あちこちの細胞が傷んだり、新しい細胞に置き換わったりしているのですが、体全体として「いつも通り」ならあえて診察を受ける必要もありません。
ただ、
体のどこかに痛みを感じる、
皮膚の一部が異変を起こしている、
何かの拍子に動悸や息切れを感じる、
といった普段と明らかに違う「変化」を感じた時にお医者さんに行って詳細に診てもらおうと思うのではないでしょうか?
安全対策もそれに似ています。犯罪や事案が発生していたとしても「いつも通り」であれば、それほど過敏に反応しなくてもよいのです。ただし、何らか「変化」があった時は要注意。すぐに原因がわからなくても、「変化」を示している時は少し慎重に情勢を判断することが必要だと我々は考えています。
【次ページでは・・・ちょとした「変化」が大きなテロ発生の予想に結び付いた最近の事例を紹介します】