アルメニア・アゼルバイジャン停戦後の情勢

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2020年10月17日、軍事的緊張の高まっているアルメニアとアゼルバイジャンの間で新たな「人道的停戦(humanitarian truce)」の合意が結ばれました。これは10月10日に合意した停戦合意が十分に機能しなかったことを受けて新たに合意を結びなおしたものです。

 

 

しかしながら18日、アルメニアはアゼルバイジャンが新たな停戦合意を早くも破り砲撃を実行したと主張しました。現時点でアゼルバイジャン側からの公式な発表はありません。外交的な停戦合意と前線の両国軍の動きは必ずしも連動していないことは明白です。

追記 その後アゼルバイジャン側もアルメニア軍による停戦違反があったため反撃した旨の発表がありました。

また、在アルメニア日本国大使館からも18日夕方18時頃(アルメニア時間現地13時頃)日本人に対し改めてアゼルバイジャンとの国境地域やナゴルノ・カラバフ地域に近寄らないよう注意喚起が発せられています。

 

引き続き両国では軍事的戦闘行為が発生している国境地域やナゴルノ・カラバフ地域のみならず全土で戦時下の戒厳令が適用されています。両国滞在中の方は両国国境付近に近づかないことはもちろんのこと、一時的な出国も視野に安全確保をご検討下さい。

(アルメニア防衛省広報官のツイッター画像より)

 

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