2020年11月中旬以降インドネシア中スラウェシ州Sigi県やPoso県を中心としてISISとの関連が疑われる武装勢力の活動が活発化しています。28日にはSigi県の村落で村民4名が殺害される事案が発生しました。
周辺地域ではISISと連携しているとされるEastern Indonesia Mujahideen (MIT) を名乗る武装勢力が活動していましたが、11月中旬以降、現地治安当局が取り締まりを強化したことを受け、武装勢力側も活動を活発化した可能性が指摘されています。
現時点でマカッサル等、スラウェシ島の主要都市部やその他の大都市でMITによるテロ・襲撃リスクが高まっているとは考えにくいですが、現在進行形で武装勢力と治安当局のせめぎあいが発生している点には注意が必要です。