イスラエル領内ベツレヘム検問地点での銃撃

この記事のURLをコピーする

2023年11月16日エルサレムの南方に位置するイスラエル領内ベツレヘムの検問所で銃撃事案が発生し、イスラエル軍の兵士6名が負傷しました。パレスチナ武装勢力とイスラエル軍は現在進行形で軍事衝突しており、その余波は戦闘地域以外の都市部でも発生しうることを示唆する事案です。

 

銃撃事案が発生したのはエルサレムの南側からパレスチナ領内ヨルダン川西岸地区に入る国道60号線に設けられた「トンネル」と呼ばれる検問所です。ハマスと関係があるとみられる3名のパレスチナ人が現地でよく使われる車両に乗って検問を受ける際、突然発砲を始めたとのこと。検問所の軍人らが即座に応戦し、実行犯3人はその場で死亡しています。

 

犯人が使用していた車両は偽のナンバープレートが使用されており、車内にはライフル2丁、拳銃2丁、銃弾が数百発残されていました。また斧2本を含む刃物やイスラエル軍のものに似た軍服も発見されており、より大きなイスラエルへの反抗作戦を計画した可能性も示唆されています。

 

現在ガザ地区を中心にイスラエル軍とパレスチナ武装勢力ハマスの間の軍事衝突が継続しています。一見軍事衝突が身近に思えないイスラエル領内都市部(テルアビブ、エルサレム、ベツレヘム等)でも今回のようなパレスチナ系住民らによるイスラエルへの抵抗運動、銃撃事案等は十分起こりえることを示す事案と言えます。

海外安全メールマガジン登録