メキシコ北東部高速道路上での銃撃戦

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2024年1月19日メキシコ北東部タマウリパス州ヌエボ・ラレド付近の高速道路上で警備中の州兵と武装勢力が銃撃戦を繰り広げました。州兵1名が死亡、1名が負傷し周辺で警戒態勢が強化されています。本事案は隣接するヌエボレオン州の麻薬カルテル幹部が逮捕された直後に発生しています。

 

メキシコでは薬物組織、犯罪組織に関係した銃撃事案は多数発生しています。多くは治安当局と薬物組織構成員間、あるいは薬物組織間関係者同士での銃撃ですが、しばしば一般人が生活するエリアでも銃撃戦は発生します。特に薬物組織の幹部が逮捕された直後や、対立するグループ間で関係者の殺害が発生した場合などに対立がエスカレートして一般人をも巻き込む銃撃戦が発生することがあります。本件を受けてタマウリパス州及びヌエボレオン州では警戒レベルが引き上げられています。在メキシコアメリカ大使館では外交官らに対し、1月26日まで夜間外出禁止令を発出し、警戒を呼び掛けています。

 

また、今回事件が発生したタマウリパス州の高速道路ではマタモロスとレイノサ間で深夜バスが武装グループに襲撃され、乗客31名が誘拐される事案も発生しています。

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