2024年2月11~14日にかけベルギー首都ブリュッセル市内中心部で相次いで銃撃事案や刃物での襲撃事案が続発しました。一般人を標的にしたものではなく、麻薬組織間の抗争による構成員同士の暴力応酬とみられますが、観光客も通り得る場所で事件が相次いでいる点に注意が必要です。
11日の銃撃事件はブリュッセル市内の城壁後であるハレ門付近で、13日には観光地としても有名な小便小僧付近で、14日にもハレ門に近いサン・ジル地区で銃撃事案が発生しています。いずれも犯人は逮捕されておらず、引き続き組織犯罪に関連した暴力は継続する可能性が指摘されています。
こうした事態を受け、イギリス政府はベルギー向けのトラベルアドバイスを更新し、組織的な犯罪行為への巻き添えに注意するよう呼びかけを強化しています。