チャド首都市内での軍拠点襲撃事案

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2024年2月28日未明、チャド首都ンジャメナ市内で野党勢力のメンバーらが軍の拠点を襲撃し、銃撃戦が発生しました。治安部隊が多数出動し、複数名の死者が発生しました。現在襲撃を実行した政党本部は軍が包囲しており、全土で電話やインターネットも遮断されています。

 

現時点でチャド政府及び軍は反乱の試みは制圧され、完全に事態は掌握していると発表しています。襲撃を実行したのは野党「国境なき社会党(PSF)」とされており、同党本部周辺でも銃撃や催涙ガス弾の発射が確認されています。

現状市内は平静を取り戻しているようですが、今後事態がどのように動くかは極めて見通しづらい状況です。軍による同等本部への強制捜査や同党関係者・支持者による抗議デモ等が行われる可能性が否定できません。

現地滞在中の方は最新情報に十分注意し、可能な限り外出を控えるといった安全を最優先にした行動が望ましいと考えます。

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