2024年4月19日パキスタン南部の大都市カラチ市内で自爆テロと思われる爆発が発生しました。日本人5名が乗った乗用車の至近で爆発が発生し、2名が負傷しています。現時点で5人とも命に別状はありません
事件が発生したのは現地7時45分頃、カラチ港の積み下ろし場に近いランディ地区の路上でした。スピードブレーカー(道路上のでっぱり)を通過するため減速した車両に自爆犯が近づき爆発が発生したとのこと。爆発により乗用車とオートバイ数台が巻き込まれ大きく損傷しています。爆発は自爆テロによるものと想定されていますが警備についていた警官が自爆犯や関係していたとみられる犯人グループを射殺しており現時点で脅威はなくなっています。
直近パキスタン国内では中国人が標的となるテロ事案等が複数発生していました。日本人が同国におけるテロや襲撃において日本人が直接ターゲットとなった事案は過去発生しておらず、標的が日本人だったとすれば史上初と言えます。ただし、現地警察から、本件は中国人を狙った犯行であり、日本人を中国人だと誤認した犯人らによる事案であるとの情報もあります。