ナイジェリア中部大学への襲撃と学生誘拐事案

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2024年5月9日ナイジェリア中央部コギ州のコンフルエンス工科大学を武装集団が襲撃し、学生ら少なくとも9人を誘拐しました。本事案は身代金目的と思わ、現在治安当局が犯人及び誘拐された学生らの行方を捜索中です

 

事件が発生したのは大学で授業が行われている最中でアリ、武装集団は教室に侵入した後数発の発砲を行い学生ら少なくとも9人を誘拐しました。

ナイジェリアでは10年以上前にイスラム教過激派の一つボコ・ハラムによって学生らを誘拐する行為がはじまりました。当初はイデオロギーに基づく襲撃、誘拐が行われており政府等になんらかの要求を行うために人質を取っていましたが徐々に宗教や民族問題と無関係の犯罪組織もこの手口を採用し、現在は身代金目的の誘拐が同国内で多発しています。

 

なお、ナイジェリア北部では5月10日に3つの村落が武装集団に襲撃され、100人以上の村民が連れ去られる事案も発生しています。

 

追記 12日、現地当局は本件で誘拐された学生らが解放されたと発表しました。 誘拐は深刻かつ重大な事態ですが、無事に解放される方も多いという事実があります。

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