2024年6月14日ドイツ東部ヴォルミシュテット市内の住宅街の一角に男が刃物を持って侵入し参加者を次々と刺しました。1名が死亡、3人が負傷しています。犯人は駆け付けた警官らによって射殺されました。被害者らはサッカー欧州選手権の開幕戦を観戦する会に集まっていた人々で、キックオフ数分後に事件が発生しました。
直近欧州ではサッカー大会やスポーツイベントがテロの標的として警戒が高まっています。今回の事案はドイツ国内で約1か月続く欧州チャンピオン決定戦サッカー欧州選手権（EURO2024）を個人宅で友人同士観戦しようと行われていたパーティで発生しました。犯人はアフガニスタン国籍の20代男性でナイフのようなものを用いてサッカー観戦をしていた人々を手あたり次第刺して回ったとのことです。
本件以外には欧州選手権開幕初日に大きなテロ事件は発生していません。ただし、今後大会が進み、より欧州各地の注目が集まるにつれ、サッカースタジアムやパブリックビューイング会場等がテロの標的となる可能性は否定できない状況である点注意が必要です。
