ドイツ国内反イスラエルテロ計画者の逮捕

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2024年10月20日ドイツベルリン警察は同市内イスラエル大使館へのテロ攻撃を計画していた容疑でリビア人1名を逮捕しました。当局発表によれば容疑者はISISの支持者とのこと。反イスラエル的な攻撃はパレスチナやレバノンのみならず世界各地で発生しうる情勢である点注意が必要です

 

本件逮捕はベルリンから北東に約20キロほどのベルナウで行われました。連邦検察庁の発表によれば、逮捕されたリビア人は28歳で、ISISのメンバーとインターネットを介して連絡を取っていたとのことで、ベルリン市内中心部のイスラエル大使館に対し銃器による攻撃を目論んでいたとされます。

また、治安当局はベルリンの逮捕とは別にボンでもテロ容疑での家宅捜索を行ったと発表しています。イスラエルとパレスチナ武装勢力、レバノン武装勢力が地上戦を含む軍事衝突を行っているほか、イランとイスラエル間のミサイルの応酬は広く日本語メディアでも報じられています。ただ、これらの影響は中東地域にとどまっておらず、欧州や米国でも反イスラエル、反ユダヤ教的な暴力事案が既に発生している点改めてご注意ください。さらに今回の逮捕のようにイスラエルに反感を抱くのはパレスチナ人やレバノン人、イラン人といった「交戦」中の国籍者だけではない点にも注意が必要です。

 

なお、ドイツ政府は8月、西部ゾーリンゲンで発生したナイフ襲撃事案を経て治安対策の強化、移民の監視等を強める方針を示しています。

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