2025年1月30日、ウガンダ保健省は首都カンパラ市内でエボラ出血熱による死者が発生した旨発表しました。死者は首都中心部の病院に勤務する看護師であり、直近接触した44名が感染拡大予防のために監視下にあるとのこと。同国におけるエボラ出血熱の感染確認は8回目です。
エボラ出血熱はウイルスによる感染症であり、コウモリ等から人に感染することが一般的です。過去に発生した流行の大多数はウガンダやコンゴ民主共和国等アフリカ中央部で記録されており、人から人への感染も起こりえることがわかっています。現時点では死亡した看護師以外の感染確認は公表されていませんが、国境地帯の農村部ではなく首都中心部の病院勤務者が感染・死亡したことから感染拡大への警戒を高めておく必要があるといえる事象です。