ミクロネシアチューク州での緊急事態宣言発令

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2025年4月10日、ミクロネシア連邦のチューク州政府は15日の州知事就任式前後で混乱が発生しうるとして緊急事態宣言を発しました。3月4日に行われた選挙結果が確定していないまま15日に現職知事が就任式を予定通り実施することに対し抗議等が起こりえるとの判断から警官隊を増員して警戒を強めるとのこと。

 

現地警察によれば本宣言は「潜在的な選挙関連の暴力を未然に防ぐための措置」とされえています。3月4日に行われた州知事選挙では現職のナルーン氏と対立候補であるマーク・マイロ氏の決着がいまだについていませんが、予定通り15日にナルーン氏の就任式が行われる見込みです。マイロ氏の支持者らは暴力を含む抗議活動を行う可能性が想定されており、就任式や政府庁舎周辺に接近することはおススメできません。

4月10日にチューク州警察が発表した非常事態宣言を踏まえ、現地アメリカ大使館は滞在中の米国人に対し、以下四点を含む注意喚起を発表しました。

・チューク州政府の建物を避けること、
・群衆やデモを避けること、
・警戒を怠らず、周囲に気を配ること、
・旅行書類は最新のものを用意し、簡単に入手できるようにしておくこと。

また、日本大使館も類似の注意喚起を発表しており、特に抗議集会等群衆には近づかないよう呼びかけています。

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