イラン南部港湾施設での爆発

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2025年4月26日イラン南部アラビア湾に面するシャヒド・ラジャエイ港で大きな爆発と火災が発生しました。少なくとも14名が死亡、750名以上が負傷しています。本件は港湾施設のコンテナ内の化学物質が爆発・炎上したものとされていますが正確な原因は不明です。滞在中の方は周辺への接近は絶対に控えるようご注意下さい

 

本件爆発は現時点でイラン最大の商業港で発生しました。アラビア海を挟んで100キロ圏内の対岸にはアラブ首長国連邦及びオマーンの飛びムサンダム特別区が位置するシャヒド・ラジャエイ港で土曜日の朝に爆発が発生しました。爆発は50キロ以上離れた市街地でも聞こえ、大きな黒煙が上がっている様子が記録されています。イラン政府の発表によれば本件はテロではなくコンテナ内の化学薬品が原因の事故としています。ただし、港湾部では火事が続いていることもあり、正確な爆発原因の特定には至っていません。

 

現在危機管理や治安を担当する内務大臣が付近に派遣され、鎮火と他地域への延焼防止の陣頭指揮を執っています。イランの危機管理当局はコンテナ内の化学物質の保管状態が悪く危険であると指摘していたとの情報もあります。

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