ロシア対独戦勝記念日に関する警戒の高まり

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2025年5月9日はロシアにとって対独戦勝記念日の一日となっています。特に今年は1945年から80周年であることも踏まえ、首都モスクワには30人近い各国首脳が集まり、大規模な式典、軍事パレードが行われます。各種イベントを前にウクライナからのドローン攻撃が連日行われる等警戒が高まっている点にご注意下さい。

 

例年、対独戦勝記念日式典は5月9日ロシア国内各国で予定されていますが、特に今年は戦勝から80周年であること、また現在進行中の「対ウクライナ特別軍事作戦」における士気高揚及び国際社会へのロシアの立場表明の目的もあり首都モスクワでの式典は例年以上に盛大な催しとなります。中国の習近平国家主席を含め、29名の首脳が集まるほか、米国からも退役軍人数人の参加が見込まれています。要人が多数参加するイベントということで現地では治安維持、混乱防止のための警戒措置が講じられています。イベントへの参加、パレードの観覧は不可能ではありませんが、参加される際には必ずご自身で周囲に注意を払うこと、また当局や式典係員の指示には従うようおススメします。

他方で、5月5日~7日までモスクワ及びその周辺に対し、ウクライナによるものと思われるドローン攻撃が行われました。350便以上の民間航空機が運休となり、6万人以上の移動に影響が出ています。ドローン攻撃はロシアの防空システムにより防御されており、大規模な被害は報告されていませんが9日の式典本番にあたって、更なる攻撃が行われる可能性も否定はできません。

 

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