ギリシャ国内観光地等でのスリ被害続発

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2025年6月27日付で在ギリシャ日本国大使館は直近同国内でスリや置き引きの被害が増加しているとして、日本人向けに注意喚起を更新しました。具体的な犯罪被害事例・手口も紹介されており、夏休みシーズンを前に被害に遭わないよう警戒を呼び掛けています。

 

【参考リンク】ギリシャ治安最新情報

1. 路上で
事例:観光地の広場でベンチに座っていると、「背中に何か付いています。汚れを拭いてあげます」と英語で話しかけられ、ティッシュペーパーで拭かれた鳩のフンのような汚れを見せられた。服の汚れを拭いてもらうのに気を取られていた隙に、バッグが開けられ貴重品が盗まれていた。(液体やマスタードなどが付けられることもあります。)
対策:自身の貴重品や持ち物に注意を払いながら、素早くその場を立ち去りましょう。隙を見せないこと、どんな時でも持ち物から目や手を離さないことが重要です。注意をそらしてその隙を狙ってスリを行う手口として、花売りなどしつこく押し売りをされている間や、目の前に落ちたコインを拾うのを手伝っている間にスリに遭うケースもあります。

2. 電車内で
事例:混雑した電車内で気がつかないうちに、または電車から降りる際に人混みで降りられずに焦っている間に、バッグが開けられ貴重品が盗まれていた。
対策:貴重品はバッグの奥にしまい、留め具やファスナーをしっかり閉じ、バッグは体の前で抱えるなど見える位置で持ち注意を払いましょう。人混みでは特に警戒が必要です。

3. 飲食店で
事例:カフェやレストランで、テーブルや椅子に掛けたバッグが置き引きされた。
対策:バッグは自分の体に密着させるように置きましょう。席を立つ際には短時間でも荷物を必ず持ち歩くようにしましょう。

なお、ギリシャに限らず、欧州諸国において本年夏休みシーズンの犯罪増加懸念が指摘されています。日本人の方も多く旅行にいらっしゃる時期、今一度ご自身の金品所持方法をご確認下さい

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