2025年8月9日未明アメリカ北東部ニューヨーク市タイムズスクエアで銃撃事件が発生し、3人が負傷しました。現地警察によると事件は午前1時20分頃に発生し、被害者は命に別状はないとのこと。発砲した犯人は既に身柄を拘束されています。
事件は飲食店等も多く集まる西44丁目と7番街の交差点で発生しました。身柄を拘束された17歳の男性容疑者が付近の人物との口論の末発砲に至ったとのこと。負傷した3名の内2人は足に銃弾を負い、1名は首付近に擦り傷を負っています。事件後現場から大勢が逃げ出し、一時混乱が発生した他、警官や救急隊が集結し騒然としました。逮捕された17歳の身元や事件の経緯については現在取り調べが行われていますが、銃器は回収済みであり、これ以上の危険はないとのこと。
ニューヨークを含むアメリカの大都市部では2021年~2024年まで極めて多くの発砲事件が記録されていました。本年に入り事件件数はやや落ち着きを見せているものの、それでも7月末までに412件の発砲事件、480人以上の死傷者数がニューヨークだけで記録されています。今回の事件は統計的な銃撃事案の減少傾向に逆行するともいえる主要観光地付近での銃撃事案と言え、安全確保に改めて注目が必要であることを示唆しています。日本でめったに経験しない銃撃事件が身近で発生する可能性は念頭に置いておくことを推奨します。