ルーマニア国境地域での攻撃用ドローン飛来

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2025年9月14日ルーマニア国防省はウクライナ攻撃に用いられるドローンが同国領空に侵入した旨発表しました。ドローンは北東部トゥルチャ県付近でレーダーから消えたとのことですが、人的被害はありませんでした。

 

今回の事案はロシア軍によるウクライナ攻撃の一部がルーマニア領空に入ったものと想定されています。ルーマニア政府は「ロシア軍の攻撃がルーマニア領域に直接影響を及ぼした」として、加盟するNATOの緊急会合を要請しました。NATO加盟国領空へのロシア軍ドローン侵入はポーランドに続いてこの一週間で二か国目となります。

ルーマニア領内北東部のウクライナ国境付近では、墜落地点周辺の住民に対して避難勧告が出されましたが、人的被害は確認されていません。現在ドローンの墜落現場を軍と警察が現場を封鎖して調査を進める準備ができているとの発表がなされています。

直近侵入が発生したルーマニア、ポーランドを含め、モルドバでもロシアとウクライナの軍事衝突に起因する被害が発生しています。ウクライナ周辺国では常に現地の安全情報に十分注意し、政府や大使館からの最新の指示に従うことをおススメします。

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