企業・団体の安全管理担当者向けネットワーキングイベント開催のお知らせ
―現場の言葉で語り合う、安全管理の“次の一手”を探る―
2025年秋、世界各地で治安・政治リスクが連鎖的に顕在化しています。
中東ではガザ情勢の余波が周辺国にも波及し、アフリカでは政変とテロのリスクが複合化。南米や南アジア等では若年層(いわゆるZ世代)主導の抗議活動が都市機能を麻痺させるケースや、国によっては政権を覆す事例まで報告されています。こうした動きは、単なる「渡航可否」や「現地撤退判断」だけでなく、企業の安全管理体制そのものに問いを突きつけています。
たとえば・・・
「現地でデモが激化し、駐在員の家族だけでも一時帰国させるべきか?」
「出張中の社員が巻き込まれた事件について、社内でどう共有・対応すべきか?」
「外務省の警戒レベルが上がったが、現場と本社では事業継続の判断が割れている」
実は皆さんが判断を迷うケース、経営層/上司にどう現状を説明すればよいか悩むケースは他社・他組織でも同じように迷っているのです。こうした安全対策上のグレーゾーンに直面した際、他社・他団体の実務者はどう動いているのか、あの時どう動いたのか、を可能な範囲で情報交換することは大変大きな意義があるのではないかと感じています。そこで、海外安全管理本部では、日々悩み・迷いながらも従業員・関係者の安全を守るために奮闘されている安全管理の現場実務者が率直に話しあえる場を設けることにしました。
本イベントはウクライナやパレスチナ、レバノン等現在進行形で紛争が起こっている国・地域にも関係者を派遣している日本赤十字社の国際部にも趣旨・意義にご賛同いただき、共催の形で開催いたします。
イベント開催概要(予定)
日時:2025年12月15日(月)15:45〜17:30頃
会場:日本赤十字社会議室(東京都内)※詳細は参加者に別途通知
共催:日本赤十字社・(株)海外安全管理本部
参加費:無料(第三部の会食は各自負担)
プログラム構成
第一部|国際情勢と2026年主要リスクの概観(15:45〜16:15)
海外安全管理本部/海外安全.jp代表の尾崎より、2026年に向けて注目すべき国際リスクの動向を簡潔に解説します。
現場での判断に直結する「実務者目線で来年に備えるための知識」を簡潔に提供させていただきます。
第二部|ショートトーク+フリーディスカッション(16:25〜17:15)
ご参加いただいている方の一部にお願いするショートトーク(5分程度×3〜5名)を皮切りに、現場の課題や取り組みを共有する自由な対話の時間を設けます。
※飲み物と簡単なスナックは(株)海外安全管理本部がご用意します。
第三部|ネットワーキング/会食(17:30〜)
近隣飲食店にて希望者による自由交流の時間を設けます。
※飲食費は各自負担となります。
本イベントの特徴と参加の意義
- 日本企業・団体の安全管理担当者が垣根を超えて学びあう公共性の高い交流の場です
- 他社・他団体の安全管理担当者と率直な意見交換が可能です
- 実務に直結する「現場の言葉」を共有し、協力関係のきっかけをつくります
- 日本赤十字社との共催により、紛争地や危険地での活動ノウハウの一部も学んでいただけます
- 海外安全管理本部/海外安全.jpを信頼し活用いただける方を中心として参加者を募りますので、危機管理に関する質の高い議論が可能です
参加申し込み
以下のフォームよりお申し込みください。
定員に達し次第、受付を締め切らせていただく場合がございます。
今回のイベントは、海外安全管理本部/海外安全.jpから一方的に情報・ノウハウをお伝えする「セミナー」ではありません。「現場で本当に困ったこと」「他社の対応の一端を知りたい」「危機管理を担当している社外の方と意見交換したい」──そうした声を持ち寄り、語り合う場です。皆さんが日々ご苦労されている海外事業展開先での安全管理をよりレベルアップし、人脈を広げていただくために、ぜひご参加ください。




