2025年11月22日ナイジェリア北西部ナイジャー州の寄宿学校が武装集団に襲撃され、生徒・教職員あわせて200名以上が拉致される事件が発生しました。銃で武装した男らが夜間に校舎へ侵入し、教職員を脅迫したうえで多数の生徒を連れ去りました
事件はナイジャー州ラフィ郡の寄宿学校で深夜1時頃発生し、武装集団はバイクや車両で到着、校舎を包囲して一斉に襲撃しました。複数の生徒や教員が抵抗したものの、銃撃により制圧され、拉致された人々は近隣の森林地帯へ連行されたとみられています。現地警察によれば生徒215名、教員12名が行方不明と発表されており、軍が捜索作戦を展開しています。
またナイジェリアでは今週17日にも隣接するケビ州で女子寄宿舎学校が襲撃され25名の生徒が拉致されており類似の事案が連続して発生しています。ナイジャー州では2021年にも100名以上の生徒が拉致されました。今回の事件は過去最大規模の学校襲撃の一つとされ、国際社会からも強い懸念が示されています。


