台湾地下鉄駅及び商業施設での無差別襲撃事案

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2025年12月19日台湾の台北市で無差別刺傷事件が発生しました。犯人は大勢が利用する地下鉄駅、商業施設で刃物を用いて襲撃を行った後、ビルの高層階から転落死死亡しました。3人が死亡、6人が負傷しています。

 

本事案は19日午後、台北市内を走る台北メトロの中山駅付近で発生しました。犯人は大勢が行きかう駅構内で発煙筒を投げ、通行人の視界を限定した上で刃物で次々に襲撃を行いました。その後犯人は近くの商業施設ビルに逃げ込み、逃走しながら更に複数の通行人を無差別に襲撃したとみられています。警察が追跡をしている最中、犯人は商業施設ビルから飛び降り、死亡が確認されました。

犯人は27歳の台湾人であり、数年前から台湾警察による監視対象となっていたことが発表されています。当局は単独犯による意図的な攻撃であるとの見方を示しており、動機の解明を進めています。

事件発生後、台北市内の主要駅や商業施設では警備が強化され、警察車両や救急隊が広範囲に展開しました。現場周辺は観光客や通勤客が多く往来する地域であり、事件当時は多くの人々が避難を余儀なくされました。日本人の被害は確認されていませんが、事件を間近で目視していた日本人の方もおられました。日本人が巻き込まれていてもおかしくない事案でした。台湾は世界的に見て治安がかなりよい地域ではありますが、日本同様思いがけない事件が起きる可能性もゼロではありません。

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