オーストラリア南部メルボルンでの犯罪対策措置強化

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2026年4月28日オーストラリア南部ビクトリア州の州都メルボルンで飲食店や娯楽施設等を標的とした放火、放火未遂、発砲事案が相次いで発生していることを受け、治安当局が特別捜査体制を設置しました。4月中旬以降、市内中心部や周辺地域で複数の事件が確認されており、警察は一連の事案に関連性があるとみて捜査を進めています

 

ビクトリア州警察の発表によれば、治安当局は「Operation Eclipse」と名付けた新たな捜査体制を立ち上げ、組織犯罪対策部門、放火・爆発物対策班、ギャング犯罪対策班、サイバー犯罪部門、経済犯罪部門など、複数の専門部隊を横断的に投入しています。これらの部隊は、実行犯だけでなく、犯行を教唆しているとみられる組織犯罪グループの特定を重点的に進めるとしています。また、地域警察や酒類規制部門とも連携し、対象地域での警戒を強化しています。

 

こうした特別な犯罪対策が宣言された背景は4月14日以降、メルボルンCBD、サウスバンク、サウスメルボルン、プラーンなどの娯楽エリアでの犯罪や暴力行為が多発しているためです。これまで少なくとも15件の放火・放火未遂・発砲事案が発生しており、複数の飲食店が被害を受けています。警察は、盗難車両による下見行動や、放火用とみられるガソリンを入れて運ぶための缶の購入など不審な動きも確認しており、関連する2件の誘拐事案についても関連性を調査中としています。これまでに12名が逮捕されており、若年層が実行役として関与した可能性も指摘されています。

 

治安当局は、今回の一連の事件が組織犯罪グループによる指示のもとで行われている可能性を重視しており、犯行の動機や背景について引き続き捜査を進めるとしています。市内の娯楽エリアでは警察の巡回が強化され、関係者に対して不審な動きの通報を呼びかけています。

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