エチオピア総選挙(6/1)に向けた注意喚起

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2026年6月1日にエチオピアで総選挙が予定されています。異なる政党の支持者間での衝突等が発生する可能性も指摘されており、投票日前後は投票所付近や不特定多数の人が集まる場所への接近は避けることをおススメします

 

ナイジェリア政府は総選挙を前にNEBE(国家選挙委員会)が治安評価チームを各地に派遣し、投票所やその周辺の安全性を確認していますが、オロミア州やアムハラ州では候補者の活動制限や投票所閉鎖が相次ぎ、野党は公平性に疑問を呈しています。国際的な選挙監視団による選挙プロセスの観察・評価も行われますが、選挙の実施そのものが大きな課題となっています。

 

今回の選挙で最も重要な争点は、2022年のティグライ紛争停戦合意後も続いている民族対立と治安不安です。アムハラ州の武装民兵やオロミア州の反政府武装組織であるOLA(Oromo Liberation Army)とエチオピア治安当局の衝突は断続的に発生しています。

また、アビィ政権の改革路線の評価も問われています。政党再編や経済自由化は一定の成果を上げた一方で、民族連邦制の均衡を崩したとの批判や、インフレ・貧困の深刻化が国民の不満を高めています。さらに、民族自治と国家統合のどちらを優先するかという根本的な問題が、政治対立の背景に横たわっています。

 

争点が多く、また立場によって賛否が分かれるテーマがある環境下で選挙が実施される場合、一般論として選挙はリスクイベントとなり得ます。現地滞在中の方は、向こう一か月間選挙日前後まで、政治活動やデモ等による道路封鎖が発生する可能性があるため不要不急の外出を控え、大規模集会や政府関連施設周辺には近づかないようおススメしまス。また、選挙結果発表日前後にも今一度緊張が高まる可能性がある点にもあらかじめご注意下さい

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