2026年5月24日パキスタンのクエッタ近郊で列車への爆発事案が発生しました。軍関係者とその家族を乗せた列車が走行中に爆発に巻き込まれ、100名近い死傷者が確認されています。現時点で犯行声明等はなく、事件の背景について捜査が進められています
本事案は自動車に爆発物を搭載した自爆テロと言えます。軍関係者用の特別列車がクエッタ市内から郊外に出るポイント交換地点の線路上を通過した際、爆発物を積んだ車両が側面に突入したとみられています。この爆発により列車の車両が横転し、窓ガラスが吹き飛ぶなど大きな被害が生じました。少なくとも24名が死亡し、50名以上が負傷したと伝えられています。標的となった列車にはイード休暇に合わせて移動していた軍人やその家族が多く乗っていたとのこと。自爆犯も被害者数に含まれている可能性があります。
現場周辺は治安当局により封鎖され、負傷者の救出と原因の調査が続けられています。現時点で犯行声明は出ていませんが、治安当局の初期捜査によればバロチスタン州の分離主義的な武装勢力による攻撃の可能性が高いとみて捜査を進めています。バロチスタン州では、資源開発や経済格差を背景とした攻撃が複数の武装勢力グループの名前で過去にも繰り返されており、今回の事案もその一環とみられます。
パキスタンに滞在中の邦人の皆様におかれては、軍・警察施設や政府関連施設、交通拠点周辺には不用意に近づかず、人が多く集まる場所では周囲の様子に注意を払って行動することをおススメします

