インドネシア大統領選挙関連判決に伴うデモ

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2019年6月27日インドネシアの憲法裁判所が大統領選挙に関する異議申し立てに対する判断を発表します。本日及び明日以降、選挙で敗退したプラボウォ氏の支持者やイスラム教団体などが政治集会を行う可能性が高まっています。

 

インドネシア治安当局は警察や軍をも動員して治安維持に努めています。政府発表によれば、首都ジャカルタだけで、既に17000人の軍人、28000人の警官に加え、行政職員20000人がデモ隊等による暴力行為に備えているとのこと。5月21日に発生した選挙関連デモでは、デモ隊の一部が治安部隊と衝突したことから、8名が死亡した経緯があります。治安当局関係者は「憲法裁判所の判断発表時は不安定さが増す」と話しており、今回も警戒レベルを最大に高めて対応する見通しです。

 

 

特にジャカルタ市内憲法裁判所周辺やインドネシア銀行周辺で大規模な集会が予想されています。滞在中の方は、本日以降現地の最新情報に留意し、群衆が集まっている場所に不用意に立ち寄らないようおススメします。

ジャカルタ市内憲法裁判所の位置

 

なお、首都ジャカルタ以外でも主要都市の中心部などで関連の集会、デモ等が発生する可能性がありますので、併せてご注意下さい

 

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