2019年11月12日レバノンで発生した反政府デモで一部デモ参加者と軍が衝突し、軍側の発砲によってデモ参加者1名が死亡しました。この事案を受け、レバノン国内では軍による殺人への抗議が呼びかけられており、一層のデモ拡大が想定されています。
デモ隊側は辞任したハリリ首相に続き、アウン大統領の退陣と政府改革を要求しています。現状政府側とデモ隊の主導的立場にいる野党との対話で問題解決の兆しはありません。首都ベイルートを中心として滞在中の方は最新の現地情報収集を怠らないようおススメします
なお、現地日本大使館は在留邦人に対し
・抗議活動には近づかない
・空港利用前には航空会社の運行情報、道路情報を確認する
・十分な現金(レバノン・ポンド)を手元に置く
・十分な飲食料品、ガソリン等生活必需品を予防的に備蓄する
といった注意喚起を発しています。