バングラデシュの首都ダッカ北側郊外で毎年行われているイスラム教の宗教行事、「ビッショ・イジュテマ(Bishwa Ijtema)」が10日から始まります。
イスラム教徒にとってはサウジアラビアのメッカへの巡礼に次いで二番目に大きいとされる世界的な宗教行事です。例年世界各国からイスラム教徒数百万人が1月10日~12日及び17日~19日の二回にわたってダッカ北側、国際空港にも近いトンギ地区で行われます。
大勢の人が集まる宗教行事ということで、テロや一般犯罪の標的になりやすいこと、また行事参加者が空港周辺の道路に大勢集まることで空港への移動が困難になるというリスクがあります。現地治安当局は最大限の警戒態勢を敷いていますが、集会に参加されない方は可能な限りイベント会場や空港周辺の立ち寄りを避けることをおススメします。
なお、こうした宗教行事は数か月~一年前からある程度日程が把握できます。リスクイベントに不用意に巻き込まれないためにもリスクカレンダーの活用をおススメしています。2020年版のリスクカレンダーはこちらから無料ダウンロードいただけるようにしています。