2023年9月2日ブルンジ首都ブジュンブラ市北側の国際空港付近で武装集団が一般人に銃撃する事案が発生しました。少なくとも2名の民間人が死亡した他、空港の管制施設が損壊しています。武装勢力RED-Tabaraが犯行声明を発表しています。
現場からの証言によれば銃声に加えて爆発音も聞こえたとのこと。武装グループは二台の自動車に分かれて空港施設に近づき、一般人に対して銃撃を加えたと報じられています。
ブルンジ治安当局は武装グループを追跡しましたが、既に国境を越え西隣のコンゴ民主共和国内にある拠点に戻った可能性が示唆されています。コンゴ民主共和国南キブ地域に対しては、過去ブルンジを含む周辺国が合同で武装勢力の制圧作戦を行った経緯もありますが、完全な制圧には至っていません。現在も反ブルンジ武装勢力の拠点が存在しており、国境から程近い首都ブジュンブラを含めテロの可能性は否定できない状況と言えます。