2020年11月3日、カメルーンの北西州クンボで、また翌4日南西州リンベで相次いで学校が襲撃され、生徒や教員が誘拐されました。襲撃現場はいずれもカメルーンの英語圏に属し、英語圏の独立を訴える武装勢力による犯行と見られています。
3日に発生したクンボでの学校襲撃事案では交渉の結果生徒は解放された模様ですが、教員11名は現在も行方不明となっています。
カメルーンの南西州及び北西州は英語圏に属し、長らく英語圏独立派による中央政府への抗争が続いています。特に中央政府が主導するフランス語を含む教育に反発し学校を襲撃する事案が断続的に発生しています。本年10月24日にも南西州クンバで学校が襲撃され、子どもを含む死傷者が発生していました。