2025年11月6日カメルーン首都ヤウンデ中心部、国民議会議事堂にてポール・ビヤ大統領の8期目就任式が予定されています。「政権43周年」の祝賀行事として与党関係者が多数集結する一方で先月の大統領選挙結果に異議を唱える野党勢力が抗議活動を呼び掛けており、衝突等に注意が必要です。
10月12日に投票が行われたカメルーンの大統領選挙は27日に結果が発表され、現職のビヤ大統領が8期目の当選を決めています。他方で、野党勢力はこの結果を受け入れておらず、特にドゥアラやバフーサムなど複数都市で抗議デモが激化しています。現地報道によれば、10月末以降の衝突により少なくとも23名が死亡したと伝えられています。
ヤウンデ市内では、6日の式典に向けて既に警察による警備体制が強化されており、議会周辺では交通規制や検問の実施が予告されています。不測の事態に巻き込まれるリスクが高まっているため、現地滞在中の方は本日議会周辺はもとより群衆には近づかないこと、可能であれば外出を極力控えるといった対策をおススメします。


