コンゴ民主共和国東部国境での武力衝突継続

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2023年6月以降もコンゴ民主共和国東部北キブ州を中心に武装勢力M23とコンゴ民主共和国軍の軍事的衝突が続く見通しであると指摘されています。隣国であるウガンダ軍の幹部も国境付近での警戒を怠らないよう指示を発しました

 

2021年11月以降、コンゴ民主共和国政府に対抗する反政府武装勢力M23はコンゴ民主共和国東部の武装勢力を標的とした攻撃を強めています。2022年6月にはM23が同地域の中核都市のひとつであるゴマから約20Kmに迫り、都市郊外で同国軍との交戦が発生した経緯もあります。
コンゴ民主共和国政府はM23を隣国ルワンダが支援していると非難するなど周辺国同士の関係にも影響を及ぼしています。コンゴ民主共和国とルワンダの国境付近では両国正規軍同士の軍事衝突も発生しており、周辺地域一帯での軍事衝突の続発により約80万人が国内避難民となっています。
M23はコンゴ民主共和国当局との直接対話を繰り返し求めていますが、当局は今のところ拒否しており当面紛争解決の見通しは立っていません。
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