2022年4月26日エチオピア北部アムハラ州ゴンダールでイスラム教徒を標的としたとみられるモスク襲撃事案が発生しました。少なくとも20名が死亡したと報じられています。
イスラム教宗教指導者らによると犯人は重武装した「キリスト教過激主義者」と表現されています。ゴンダール市の市長は過激主義に染まった者による犯行である旨公言しています。現時点では事件の詳細についてこれ以上の正式な発表はなされておらず、現在実行犯らの身元の確認を含め捜査が進められています。
本事案を受けて首都のアジスアベバではイスラム教徒らによる抗議集会が発生しています。明日29日はイスラム教徒にとって重要なラマダン月間最後の金曜日ということもあり、大勢が集団礼拝をおこなった後、26日の事案への抗議に参加することも十分想定されます。当面の間、宗派の違いによる抗議行動や衝突が発生してもおかしくない情勢になっており、注意が必要です。