ラマダン最終金曜日アフガニスタン各地での爆発等

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2022年4月29日アフガニスタン首都カブール市内のモスクで爆発が発生し、少なくとも50名が死亡しました。イスラム教カレンダーで重要な意味を持つラマダン月間最終金曜日であり、多くの市民らがモスクに祈りを捧げに来ていたタイミングでの爆発であり、死傷者数は更に増える可能性があります。本件に対しては現時点で犯行声明は確認できていません。

 

 

4月28日の夜には北部マザリシャリフ市内のシーア派宗教施設で爆発が発生した他、29日には同市内で一般市民の乗る車両が爆発に巻き込まれるなどして9名が死亡する事案も発生しています。いずれもISIS系組織が犯行声明を発表しました。

また、4月22日の金曜日にはクンドゥズのスンニ派モスクで爆発が発生し33人が死亡しています。

 

アフガニスタンでは昨年8月にタリバン勢力が権限を掌握しており、現時点で外国軍とタリバンによる争いは発生していません。他方で、タリバンと対立するISIS系組織や各地方の武装勢力による暴力行使が目立つようになっており、特にラマダン期間中の爆発事案が目立つ状況です。

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