2023年1月30日エチオピアのオロミア地域ゲブレ グラチャで中国人9人が襲撃される事件が発生し、1人が死亡しました。
この事案より、在エチオピア中国大使館は現地滞在中の中国国民に対し、オロミア州と他州との国境地帯では武力攻撃、誘拐、強盗が頻発しており、治安上のリスクが高いと警告しました。加えて安全意識を高め、リスクの高い地域から避難するようにと命じています。
1月26日にも正体不明の銃撃犯により、オロミア州の西シェワ地区でナイジェリアのセメント工場作業員20名が短時間誘拐される事件が発生しています。
日本外務省は本年1月11日の危険情報を更新し、オロミア州の一部地域(ボレナ地区、東西ハラルゲ地区、バレ地区、北シェワ地区、西シェワ地区、東シェワ地区)では襲撃事案増加を理由に危険情報がレベル1からレベル2に引き上げられています。在エチオピア日本国大使館も、オロミア州内で武装勢力の活動が活発化しているとして、注意喚起を発しています。