ギニアでは12月28日に大統領選挙が予定されています。選挙に向け治安当局が通常より高い警戒態勢を敷いており、現地に滞在中の方は不測の事態に巻き込まれることがないよう、群衆が集まる場所には近づかない等、慎重な行動をとることをおススメします
特に夜間には、首都コナクリ方面へ向かう道路や地方部の幹線道路で検問が増加し、通行車両の停止や身分証の提示を求められる事例が確認されています。移動に時間を要するほか、情勢次第では突発的な取り締まりに巻き込まれる可能性もあります。
今回の選挙は2021年のクーデター以来初めての投票となります。現地ではクーデター以降、軍政当局が治安機構を強く掌握しており、12月の大統領選挙に向けて政治的緊張が高まっていると指摘されています。当初は出馬しないと何度も述べていた現職のママディ・ドゥンブヤ大佐は前言を覆して出馬を表明しており、選挙プロセスの透明性をめぐって野党や市民団体が懸念を示しています。
投票日が近付くにつれて選挙活動が過熱することが想定されるため、現地に滞在中の方は不測の事態に巻き込まれることがないよう、人が集まりやすい場所や政治集会の可能性がある地域には近づかないようにしてください。
在ギニア日本国大使館は、ギニアへの渡航・滞在に際して以下の点に留意するよう呼び掛けています。
・短期渡航者は「たびレジ」に登録、長期滞在者は在留届を提出する。・有効な日本パスポート及びギニア査証を必ず所持し携行する。
・夜間移動や首都方面への移動は、不急不要であれば避ける。・検問に遭遇した場合は落ち着いて対応し、官憲を無用に刺激しない。・十分に充電された携帯電話を所持し、不測の場合は大使館に連絡する。・邦人が何等かの被害に巻き込まれたとの情報に接した場合には大使館に連絡する。


