事件が起こった現場近くの住民は、警察官の暴力に抗議し、道路のタイヤに火をつける行為に及んでいます。
ケニアでは2022年8月に総選挙が行われます。2007年には大統領選後、同国各地で暴動が発生し、1000人以上の死者が出るなど、国内治安が悪化しました。今後、来年に向けた選挙活動が活発化することに伴い今回のような政治や行政に対する不満が選挙活動と結びついた場合、大規模な抗議集会や政治的行進などにつながる可能性は否定しきれません。
ケニアは来年の選挙をにらんで、現地の治安・政治情勢を注視する必要がある国と言えます。