2025年6月25日ケニア首都ナイロビ等主要都市部で、大統領退陣等を求める反政府デモ活動が活発化しており、少なくとも数十人が負傷しています。主として警官隊がデモ隊に実弾を発砲していることが負傷の原因とみられており、衝突が激化する可能性も示唆されています。
本件は昨年ケニア財政改革法案に関連したデモが弾圧されたことを踏まえた民衆デモです。現在首都ナイロビ中心部のビジネス地区(CBD)他、幹線道路を中心にデモ隊による投石や車両への放火等暴力行為が確認されています。警官隊はデモ隊に実弾やゴム弾を発砲するなどして鎮圧を行っており、衝突が当面継続することも想定されます。
首都ナイロビから100キロほど離れたマツ市では銃撃を腹部に受けたデモ参加者ら2名が死亡したとの情報もあります。
ケニア滞在中の方は現地最新情報に十分注意し、群衆の集結地点には近づかないようご注意下さい。