マラウイ物価高騰への抗議デモ

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2025年2月25日マラウイ首都リロングウェ市内で物価高騰への抗議及び生活苦を訴える反政府デモが行われました。デモには食料や燃料が購入できないと訴える市民らが大勢集まりました。ブランタイヤ等他の都市でも類似のデモが発生しつつあり、状況に注視が必要です

 

デモ隊はチャクウェラ大統領の辞任を求め国会議事堂周辺を取り囲みました。大多数の参加者は首都リロングウェの商店主や一般市民だったと伝えられています。同国ではこの数か月、飲食料品や日用品、燃料の価格が急上昇しており、主食のトウモロコシは1月だけでも20%以上価格が上昇したとされています。また、深刻な外貨不足を背景に、米ドルが一般的レートの約3倍の値段で売られているといった情報もあります。

 

野党勢力もこうしたデモの動きに乗じて政権交代を訴えているほか、第二の都市ブランタイヤでも27日に生活苦を訴えるデモが発生しています。徐々に反政府デモが広がりを見せており、当面の間デモ隊の動き、政府(警察等)の動きに十分な注意が必要です。

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