マリ北部での軍拠点襲撃と首都でのテロ警戒

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2023年9月17日マリ北部トンブクトゥ州のレレで同国軍の拠点が武装勢力に襲撃されました。5名の軍人が死亡し、11名が連れ去られたと発表されています。約30名の武装勢力は現場で殺害されています。また首都バマコ市内で自爆テロの可能性が指摘されており、警戒が高められています

 

マリではクーデターに伴い現在軍が権限を掌握していますが、必ずしも全土を完全に掌握できているわけではありません。国連部隊が撤収下8月以降特に北部トンブクトゥ州やガオ州で軍と武装勢力の衝突も相次いでいます。17日にはレレに加えニャフンケの軍拠点も武装勢力に襲撃されたとの情報もあります。一連の攻撃により軍人が多数死亡している他、軍が所有する航空機も破壊されたとのこと。

 

18日フランス国営ラジオはマリ首都での自爆テロの可能性があり、同国軍が警戒を強めていると報じました。バイク、三輪バイク等を用いて軍や政府施設を標的としたテロ攻撃が起こりえることを受けすべての車両の検査を行うよう兵士らに指示が出たとされています。現地アメリカ大使館もこうした情報を踏まえ、19日にはセキュリティアラートを発出しています。

 

22日はマリの独立記念日であり、セレモニーや祝賀イベント等に集まる一般人へのリスクも想定され、注意が必要です。

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