モザンビーク大統領選挙結果確定後の衝突

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2024年12月23日モザンビーク首都マプト他複数の都市で、大統領選挙結果に抗議するグループと治安当局が衝突する事案が複数発生しました。路上ではタイヤに火をつけて通行を妨害する等の行為が確認されており、一時的に都市部で混乱が確認されます。

 

本件は本年10月に行われた大統領選挙結果の最終確定結果をモザンビーク憲法裁判所が発表したことに起因します。同裁判所は従前速報されていた通り、与党候補が大統領に選出されたことを確認しました。ただし、その得票率は当初発表の70%超ではなく、65%に修正されています。野党候補はこの選挙に不正があったと訴えており、支持者らに抗議活動を呼び掛けています。現時点で国全体がマヒするほどの状況ではない模様ですが、選挙以降の2か月で100名以上が抗議活動関連の衝突で死亡しているとの報道もあり、当面政情は不安定になる可能性が示唆されています。

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