ナイジェリア南西部での教会襲撃事案

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2022年6月5日ナイジェリア南西部オンド州オウォのカトリック教会で武装集団が崇拝者に発砲し、少なくとも50人が死亡しました。襲撃中には爆発も発生したと報じられています。現時点で犯行声明を発表したグループはいません。

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事件があったオウォの位置。首都アブジャ及び旧首都ラゴスの間に位置する

 

事件発生当時教会では日曜日の礼拝中で多くの女性や子ども達がいたとのこと。死者には多くの子供が含まれていると報じられています。また教会の司祭ら数名は誘拐されています。

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事件発生現場に残された被害者の持ち物(アルジャジーラのウェブサイトよりキャプチャ)

 

同国北西部では、武装集団による身代金目的の攻撃、誘拐が多く発生しています。5月にも北部カツィナ州のカトリック教会で襲撃事案が発生していますが、南西部でのこのような攻撃は稀です。過去ナイジェリアは多くのテロ事案を経験していますが、その多くは北部で発生したものでした。今回首都や最大都市ラゴスのある南西部でも大規模なテロ事案が発生したことを考えれば、攻撃の対象や攻撃範囲といったテロ発生傾向が変わる可能性も想定されます。滞在中の方は、当面慎重な対応と冷静な情報分析をおススメします。

 

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