ソマリア首都近郊ビーチでの一般人襲撃事案

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2024年8月2日ソマリア首都のビーチで一般人らに対する襲撃事案が発生し、少なくとも32名が死亡、60名以上が負傷する事案が発生しました。隣接するホテルの入り口での爆発に続き、武装した複数の襲撃犯がビーチで次々と発砲したとのこと。武装勢力アル・シャバーブが犯行声明を発表しています。

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事件の翌日、事件現場から被害者の遺体を運ぶ様子(英ガーディアンのウェブサイトよりキャプチャ)

襲撃が発生したのは現地金曜日の夜、散策等で多くの一般人がビーチに集う時間帯でした。襲撃事案はソマリア首都モガディシュのビーチに隣接したホテル入り口で発生した爆発から始まりました。同爆発は自爆ベストによる犯行グループ一味の自爆テロだとみられています。その後、犯人グループがビーチにいた一般人に次々と発砲し、被害が拡大しました。目撃者によれば、爆発の後すぐに銃撃が始まり、多くの人はパニック状態で逃げまどっていたとのこと。警察によれば現時点で把握している死者は32人、負傷者は63名とのことですが負傷者のうち複数が重体であり、死者数は今後膨らむ可能性が想定されます。

 

本件は、アルカイダにつながるアル・シャバーブが犯行声明を発表しています。ソマリアやケニアではアル・シャバーブによるテロが断続して発生しており、今回事件が発生したリドビーチでも過去にテロが発生したことがありました。

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