2024年1月21日、南アフリカの大都市ヨハネスブルグ中心部で日本人旅行者が首絞め強盗被害に遭いました。被害者は後ろから首を絞められ、気を失っている間に現金やパスポート等貴重品を強奪されました。同国以外でも日本人が類似被害に遭ったという報告は複数あります
被害者はヨハネスブルグ市内セントラルビジネスディストリクト(CBD)の公道上を徒歩で移動中、数人の犯罪者グループによって首を絞められ、荷物を強奪されたとのこと。一時的に意識を失っていた時間がありましたが幸い命に支障はない模様です。ヨハネスブルグのCBDを含め同地では強盗や窃盗事件の報告数は極めて多いと言えます。日本政府外務省の危険情報上でも国土の大部分よりも一段高い「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」が設定されていることもご確認下さい。
日本と違い、無職で日々の食事に困るような状況の人々が犯罪を事実上生業にしているケースもあります。旅行者のスマートフォンは現金等は格好の標的であり、日本とは別次元の警戒が必要であることにご注意下さい。特にナイフや銃も用いた強盗事件、複数人による犯行の場合にはいかに格闘技や武道の心得がある方でもほぼ勝ち目はありません。金品を標的とした犯罪被害の場合には命を失うよりはまし、と割り切って犯人ないし犯行グループに逆らわないようにすることを推奨します。