南スーダン首都市内での暴動・略奪

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2025年1月16日夜以降南スーダンの首都ジュバ及び主要都市で隣国スーダン及びスーダン人への抗議活動が暴徒化しています。スーダン人経営の商店が襲撃・略奪される事例が相次いでおり、治安部隊が市街地でも実弾での威嚇射撃等を行うなど警戒を強めています。滞在中の方は外出を最小限とし、混乱が収まるまで安全第一で行動下さい。

 

本件の発端は隣国スーダンのワド・マダニでの南スーダン人殺害事案です。現在南スーダン国内で反スーダン、スーダン人に対し、南スーダン人が抗議を行っているほか、スーダン人が経営に関与することが知られている商店が焼き討ちにあい、商品が略奪される事案が多く発生していると報じられています。治安部隊が実弾を用いて市街地で威嚇射撃等を行うなど治安が一時的に悪化しています。特に夜間の略奪や暴動が多く発生しており、夜間外出禁止令の発令も検討されているとのこと。

南スーダンは従来から日本政府外務省が設定する危険情報が比較的高く、ジュバ市のみがレベル3、それ以外がレベル4でした。暴動を踏まえ、現地日本国大使館は在留日本人に今一度注意喚起を発しており、以下注意事項を連絡しています。

在留邦人の皆さまにおかれましては、不要不急の外出は控えるとともに、以下の点について引き続きご注意いただき、安全確保を最優先していただくようお願いいたします。
・ジュバ市内を含め、不要不急の外出は控えてください。やむを得ず外出する場合は、抗議活動が行われている地域には近づかず、周囲の状況変化に注意を払い、危険を感じたら速やかに安全な場所へ移動してください。
・現地の治安情報や抗議活動の状況について、大使館や信頼できるニュースソースから最新情報を確認し、不測の事態に備えてください。
・緊急事態に備え、大使館や信頼できる連絡先を手元に控えてください。
・万が一、危険に遭遇した場合は早急に大使館や関係機関へ連絡してください。
・不要不急の外出を控え、水・食料・燃料の備蓄の点検・確認をお願いいたします。

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